ドイツの老舗レンズメーカー "Meyer Optik Görlitz" のすべてのレンズがZマウントに対応
ドイツの高級レンズメーカーのMeyer Optik Görlitz(マイヤー・オプティック・ゲルリッツ)が現在発売されているすべてのレンズのZマウント版の販売を発表しました。
以前に2本のZマウント版販売の成功を裏付けに、他のすべてのレンズのZマウント版の開発を進めていた様で、すでにMeyer Optik Görlitz(マイヤー・オプティック・ゲルリッツ)のホームページではZマウント版の受付を開始しています。
また同発表と同時に新たな2本のレンズの発表も行っています。
今回の発表内容の全文は以下の通りです。
Meyer Optik Görlitz - すべてのレンズがNikon ZとCanon RFで使用可能に
ドイツ、バートクロイツナッハ - 2022年7月19日 - Meyer Optik Görlitzは、これまでに発売したレンズ、Primoplan 58 f1.9 II, Primoplan 75 f1.9 II, Lydith 30 f3.5 II, Trioplan 50 f2.8 IIのNikon ZとCanon RF用のネイティブ版を発表しました。これらのレンズは在庫があり、現在ご注文を受け付けています。
「Trioplan 100 f2.8 IIとTrioplan 35 f2.8 IIは、ニコンZとキヤノンRFのネイティブバージョンとして成功裏に発売され、その優れた適応性にもかかわらず、当社のレンズのネイティブZとRFバージョンに大きな需要があることを示しました」と、Meyer Optik / OPC Opticsの社長、Timo Heinze氏は述べています。"集中的な準備段階を経て、非常に不安定な経済状況(生産能力のボトルネック、リソース不足、原材料の極端な価格と入手性の変動など)のために通常よりかなり時間がかかりましたが、今、私たちは当社のレンズの新バージョンが完成したことを特に喜んでいます。"と述べています。
Primoplan 58 f1.9 II, Primoplan 75 f1.9 II, Lydith 30 f3.5 II, Trioplan 50 f2.8 II は、今回初めてNikon Z と Canon RF 用にも www.meyer-optik-goerlitz.com で注文できるようになりました。
次のステップは?
現在、最終生産段階にあるBiotar 58 f1.5 IIは、今後4週間以内に発売される予定です。Biotar 75 f1.5 IIの量産も並行して開始しましたが、現状ではこのプロジェクトがかなり遅れているため、9月末以前の発売は期待できません。両レンズとも、先行して行われた試作テストでは、人気の高いイメージスタイルを維持しつつ、歴史的なオリジナルを超える仕上がりになっており、特に大きな期待が寄せられています。さらに、新しいレンズも企画/開発中で、来年早々には発売される予定です。
Meyer Optik Görlitz社について
Meyer Optik Görlitz社は、ドイツの高品質レンズメーカーとして長い歴史を有しています。1896年に設立されたMeyer Optik Görlitzは、125年以上にわたって存在しています。バート・クロイツナッハでの自社レンズ生産、ドイツのパートナー企業からの機械部品の調達、手作業による生産が、最高の品質を保証しているのです。しかし、この高い品質に加え、何よりもユニークな画像特性と創造的な可能性が、今日も昔も、このレンズを極めて人気のあるものにしているのです。
現在、まだ日本ではZマウント版を購入することはできませんが、マイヤー・オプティック・ゲルリッツの日本代理店である株式会社ケンコープロフェショナルイメージングの取り扱いを待ちたいですね。
マイヤー・オプティック・ゲルリッツのレンズはボケに特徴があり、シャボン玉ボケやぐるぐるボケなど独特の味のある表現が可能です。
125年以上の歴史を誇るドイツの老舗高級レンズメーカーですが、その長い時代の中で戦争や買収、社長の交通事故など波瀾万丈の歴史があります。
そのあたりの事情もご興味がありましたら調べてみても面白いと思います。